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独立行政法人国立病院機構 災害医療センター

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独立行政法人国立病院機構 災害医療センター
平成 7年 7月 1日

国立王子病院と国立立川病院を統合し、 現在地に独立行政法人国立病院機構 災害医療センターとして発足

(国立王子病院)
昭和20年10月18日

相武台陸軍病院(神奈川県相模原町)移転
昭和20年12月 1日

国立王子病院として発足
昭和28年 4月 1日

国立療養所王子病院となる
昭和38年 4月 1日

国立王子病院に改称
(国立立川病院)
大正11年11月30日

立川陸軍病院となる
大正12年 4月 1日

立川陸軍病院となる
昭和20年12月 1日

国立立川病院として発足


東京立川にある独立行政法人国立病院機構 災害医療センターでは、今年(2003年)年頭から病院情報システムを一新し、病院全体にネットワークを構築中だ。その一環としてポータル型グループウエア「サイボウズ ガルーン」を導入した。その経緯やガルーン導入の効果について、システム導入を担当した外科医長兼医療情報部長の廣瀬脩二氏とガルーンを管理している診療放射線技師の小林幸史氏に話を聞いた。
写真: 独立行政法人国立病院機構 災害医療センター


紙で管理する時代遅れのシステムはガルーン導入で解消

検査結果や文献も各自の机からアクセス可能に

複雑な組織にあわせてカスタマイズし、病院に必要な機能を実現

災害医療、地域医療の中心として、地域とのネットワークを強化していく



紙で管理する時代遅れのシステムはガルーン導入で解消

院内のシステム更新に取り掛かっている災害医療センターでは、その参考にするため数年前ある国立病院を訪問した。そこで、導入されていたのがサイボウズのグループウエアだった。
オーダー(診療依頼)のシステムと親和性もよく、軽くて安価であると教えられ、廣瀬氏も 「病院で実績があったことは私たちにとってもインパクトがありました。病院は特殊な環境なので、そこで使えているということは、当院でも十分に使えるのではないかと思ったのです」 とその時の印象を語る。
そこで昨年秋に新システムの仕様書を作る際、グループウエア導入を盛り込んだ。グループウエアは幹部の意向でもあり、実際に導入されることが決まった。

廣瀬 脩二 様

▲外科医長 兼 医療情報部長 廣瀬 脩二 様
それまでの同病院では、紙による情報伝達が多く、非効率だったのである。例えば、外来患者を担当する当番表は紙で印刷して配っているが、その後に交代があると、赤ペンで修正を加えていくことになる。

「外来の患者様を、別の科の○○先生にも見てほしいと思って、当番表を見て○曜日に来てくださいと患者様に伝えても、その日にその先生がいないこともあるのです。そうなると、その先生にも患者様にも迷惑をかけることになります」(廣瀬氏)

夜間の当番表も同様の問題が起こる。同病院では毎日20人弱の宿直担当者がいるが、夜間は昼以上に交代が多い。
交代を頼もうと連絡を取ると、すでに別の担当と交代した後で、また連絡を取り直すということは日常茶飯事だった。

「結局、最新の当番表は、事務に貼ってある紙だけ。そこに行かないと正しい当番がわからなかったのです。でも、夜間は交代が多いものだからいつも真っ赤でしたね。この非効率な作業は紙でやっている限り変わりません。」(廣瀬氏)

だが、それらの情報がグループウエア上で管理できれば、常に最新の情報が見られることになり、上のような非効率はすべて解消される。国立病院のことが強く印象に残っていた廣瀬氏は、グループウエア導入が決まった段階でサイボウズを指名したという。


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検査結果や文献も各自の机からアクセス可能に

「最初はグループウエアといっても、メールと掲示板が使えるという程度の知識しか持っていなかったのですが、導入にあたったGパートナーのNECソフトの杉山氏、江黒氏から詳しく説明を受け、具体的にイメージがわきました」(廣瀬氏)

パートナーとの話し合いの中で「これもできる、あれもしたい」とさまざまなアイディアが浮かんだという。サイボウズ ガルーンだけでできないものは、同じサイボウズ製品であるデヂエを連携して実現した。
「ガルーンにある機能で使っていないものはないくらいですよ」 と廣瀬氏の言葉通り、サイボウズ ガルーンの機能を使いきっており、当番表をサイボウズ ガルーンと連携したデヂエ上で見られるようにしたのはもちろん、検査結果や文献検索もサイボウズ ガルーン経由で確認できる。
エックス線写真やMRI、CTスキャンなどの検査した結果は、従来は写真で管理していたが、1ヶ所でまとめているので、そこに行かないと、あるいは持ってこないと見ることができない。また、大量にある写真から目的のものを探し出すのも大変な作業だった。

「今では検査画像管理システム(PACS)をガルーンと連携させることによって、患者様の検査結果が手元のパソコンで見られます。管理する手間も探す苦労もなくなりました」(小林氏)

医学に関する文献も、以前は独自システムを使ったり、図書室に行ってCD-ROMを読んだりしていたが、今ではサイボウズ ガルーンのポータル画面に文献検索システムを組み込むことによって、同病院内のどこのパソコンからも自由にアクセスし検索できるようになった。

「多分ほとんどの病院では医療文献検索システムが使われているはず。どこからでも調べられるというのは、あまりないはずですよ」(廣瀬氏) また、インシデントレポート(医療ミスの報告)もサイボウズ ガルーンと連携したデヂエで報告できるようにしてある。医療ミスは把握して迅速に対処しなくてはいけないこと。しかし、ミスした人には後ろめたさがあるから、報告することは心理的な負担が大きい。
小林 幸史 様

▲総合企画室 診療放射線技師 小林 幸史 様

「しかし、紙なら報告書を持って提出にいかなくてはいけませんが、ガルーンなら誰にも見られずに担当者に報告できます。心理的負担を軽くして早く報告してもらうことは、病院にとっても患者様にとってもプラスです」(廣瀬氏)

図: システム概要図

「システム概要図」拡大画面


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複雑な組織にあわせてカスタマイズし、病院に必要な機能を実現

ポ−タル

「ポ−タル」拡大画面
同病院のサイボウズ ガルーンの画面を見ると、通常のガルーンとは違うことが一目でわかる。「デフォルトのまま使っているものはなく、すべての機能をカスタマイズしています」(小林氏)

例えば、各ユーザーのポータル画面は、所属や役職、仕事内容に合わせて必要な機能のアイコンだけが表示されるように変更されている。

「病院は複雑な組織で、所属している科や役職だけではアクセス権を決められないのです。いろいろな科を横断して組織される委員会のようなものもあるので、アクセス権の設定にはかなり苦労しました」(小林氏)

また、サイボウズ ガルーンの画面上で、病床利用率や平均在院日数などの最新の情報も表示するようにした。これらの情報から診療や治療に無駄がないかを把握できるので、各医師や職員にとって努力目標になる。
同病院のシステムには、もうひとつ大きな工夫がある。サイボウズ ガルーンの大きな特徴に、他のシステムとの連携があるが、それはサーバー同士での連携のこと。それを同病院では、各端末のパソコンにインストールされているアプリケーションと連携させているのだ。

「最初サイボウズの方に相談したら、できないかもしれないと言われたことなんですよ。でも、NECソフトの杉山氏、江黒氏がいろいろ提案してくださって、実現できました」(小林氏)


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災害医療、地域医療の中心として、地域とのネットワークを強化していく

同病院は災害拠点病院でもあるので、現在は災害が起こった時の派遣医療、よその病院からの患者を受け入れる後方支援のための仕組みも作成中だ。災害が起こったときは普段のフォーメーションとは違うものが必要。いざという時、職員を把握する為には専用のネットが必須となる。ここでもサイボウズ ガルーンは有効に使われるだろう。

今後は 「さらにネットワークを強化し、地域医療のために周辺の医療機関、開業医との連携を強化して、上手に仕事を分担しながら、災害医療を担当する病院として本来の機能を活かしたい」 と、廣瀬氏は将来の希望を語った。

ガルーンポータル必殺技
■目的のファイルを迅速に探す!
ルール 後で探しやすくなるように、保存するファイルの名前にルールを決めている。
同病院のルールでは、そのファイルが何に属するものなのかを先頭に【 】に囲って書き末尾には「説明書」「手順」など、その文書が何なのかを示す言葉で終るように決めている。


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