大規模企業向けに開発しているグループウェア「ガルーン 2」は、スケーラビリティと安定性を両立するため、自社の規模に合わせてハードウェアを自由に構成することができます。導入に際しては、弊社パートナー企業により本番稼動までをサポートしておりますが、その内容をさらに充実するため、「性能検証」について自社開発のツールを使ったサポート体制を構築いたしました。この体制でもって、「ガルーン 2」を大規模にてご利用いただくお客様に信頼と安心を提供いたします。
「ScaleBench」のご紹介
「ScaleBench」とは、Java 負荷テスト用のオープンソースソフトである「The Grinder」をベースに、サイボウズ製品の性能検証を実施する目的で最適化した製品です。「どのように負荷処理を実施するか」の手順シナリオを「ScaleBench」に読み込ませて実施します。検証結果は「ScaleBench」のレポート機能にて、CSVファイルの形式で出力され、応答状況などをグラフで確認することもできます。
「ScaleBench」の特徴
シナリオ機能
「どのように負荷をかけるか」を設定できます。「新規登録系処理」「更新系処理」「読み込み系処理」「その他処理」と、それぞれのシナリオを設定して実行します。
「ScaleBench」コンソール起動画面
エラー出力
コンソール画面からタブを切り替えることで、エラー状況を確認することができます。エラーが発生しているシナリオ内の処理、エラー件数などを確認することができます。
検証結果画面
レポート機能
結果レポートを CSV 形式のファイルで出力することができます。これを加工することで、検証結果をグラフ表示へと整形することができます。
検証結果を Excel の「ピボットグラフ レポート」を活用し、グラフィカルに表示
「ScaleBench」ご利用中のパートナー様によるご感想
ウチダインフォメーションテクノロジー株式会社 様
ScaleBenchの提供によって、導入前にお客様のネットワーク環境でパフォーマンステストが出来るようになり、お客様にご提案した機器構成できちんと動作することをご確認いただけるようになりました。これは、お客様にとっても実稼動を開始する前に大きな安心感が得られますし、導入をサポートする立場としても自信をもって勧められます。
現時点(2010年5月)では実際に利用したケースは多くはないのですが、ひとつの事例を挙げると、最大分間アクセス数が420でも耐えられるサーバー構成であることをお客様より求められたケースがありました。性能検証の結果、分間アクセス数が420でも十分耐えられるサーバー構成であることを証明することができました。初めて使うツールでしたが、「ガルーン 2」を熟知できているため、問題なく負荷検証を実施できました。ただ、既にサーバー機を購入済みの場合、検証の結果によって推奨環境であっても期待するパフォーマンスがでなかった場合の対応方法は今後の課題です。サーバー機のモデルの差異やネットワーク環境などにより、パフォーマンスの変動はどうしても出てしまうので、このあたりは、より確度の高い提案ができるように、今後もサイボウズ社と密に連携をとっていきたいです。
お客様にとっても、導入をサポートする弊社にとってもメリットのあるサービスとなりますので、今後の提供方法を検討していきたいと考えています。
(ITサービス部 ITサービス課 名雪様)
NECソフト株式会社 様
弊社ではこれまでお客様が導入後のシステム性能を懸念される場合には、性能測定シナリオの検討、データ準備、負荷試験ツールの調達などを自社で行っていました。これは非常に手間のかかる作業でした。しかし、新たに提供されたScaleBenchを利用することで、測定シナリオ作成作業が簡便になり、ログ集計機能も用意されているため、分析作業を含め作業全体が非常に効率的に行えると感じています。操作性についても、大きな問題点は感じませんでした。
先日「ガルーン 2」を導入されたお客様に対して実際にScaleBenchを使い、構築したシステム上で事前に性能測定しました。性能検証を実施できたことで、システム性能をお客様へ具体的に提示でき、利用要件がクリアされている事をご納得、ご安心いただくことができたと感じています。こちらのお客様は今後のシステム拡張を予定しているため、将来的な拡張計画をご提案する為の情報としても活用できるものと考えています。信頼できる検証結果が提供できることで導入サポートのサービスレベル向上に繋がったと思います。
(ITシステム事業部 コラボレーションサービスG 中村様)


